小中学生&英語学習初心者のための英語学習法
小学生の英語指導-1
今、公立の学校で「ナンチャッテ英語授業」が始まっています。
とりあえず文科省から「英語の授業をやりなさい」って言われるので、仕方なく時間をつぶすためにやっているような授業がほとんどのようです。まぁ、小学校の先生達は英語指導に関する研究をしてきたわけではありませんから、仕方がありませんけど。(^^;
ここでは、私たちが小学生の英語学習指導をしてきた経験から、効果的だったと感じられるポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。ちなみに、これからご紹介するものは、基本的に沖縄のヴィジョン学習研究会で取り組んできたやり方です。
まず、取り組む教材は中学校の英語の教科書がメインのものになります。
ただ、いきなりこれに取りかかっても効果が上がりません。「英語」というものが、いったいどういう言語なのかということをしっかりと学ばせます。
その第1がフォニックスです。
日本語と違い、英語の文字には「名前」と「音」が別々に備わっているんだよってことを理解させます。そして、日本語にはない音も多いので、とにかく耳で聴かせて、声に出させます。
松香フォニックス研究所のビデオを少しずつ見せますが、ずっと見ていると飽きてしまいますので、パソコンのフォニックス学習ゲームもさせます。これで、とにかく文字と音を一致させ、さらに口に出させることで、耳から英語に馴染ませます。
2つめは、語順です。
英語は語順さえマスターすれば、後はそのバリエーションですから難しくありません!
具体的には日本語文法から入ります。日本語を通じて英語を理解させるわけです。
小学校2年生ぐらいまでの「子どもの脳」は、感覚で英語を受け入れていきますが、それ以降になると、しっかりと頭で理解させないと定着しません。小学生英会話教室が「イメージ産業」と言われ、「英語をたしなんでいるイメージ」だけを売るビジネスと言われるのはこのためです。理論を学ばせず、体験だけで押し通そうとするために、中学校に入って「学習」になったとたんに魔法が切れてしまうわけです。
具体的な取り組みですが、まず日本語の4文型を押さえるところからスタートします。
日本語には
1.何は何だ。
2.何はどんなだ。
3.何がいる・ある。
4.何がどうする。
という4文型があります。これは中学校の国文法の教科書を見ると書いてありますよ。(^^)
この4パターンを、具体的な日本語文を使って、分解し、再構築していきながら、英語の5文型に自然につないでいきます。分解しますから、まずは「文節」に区切る練習からスタートします。ここでは国語の文法テキストを使うこともあります。
さて、ここからがミソなのですが、日本語を分解する際に、トニー・ブザン氏のマインドマップと、旺文社の標準問題精考シリーズの英文分解図とをミックスしたような形で書いていきます。
以下に具体例を示します。


いかがでしょうか?
一番のミソは「何はどんなだ」(例:彼女はきれいです)を「彼女はいます-きれいで」という、「何がいる・ある」文と同じ形になってしまっているところです。これは「何は何だ」の文も同じことになります。
これでピンと来ましたよね!(^^)!
つまり上に挙げた日本語4文型の1~3は、すべてBe動詞なのですが、それを明確に意識させるわけです。そして、S+Vのくくりをいじくることで、過去になったり未来になったり、疑問になったり否定になったりするわけです。
後は「かかり」と「受け」が明確になるように図解していきます。
英語を実際に勉強し始めて、単語を覚えたら、パーツ1つ1つを英語に置き換えていくだけで英文ができあがるというわけです。
小中学生が「英文を暗誦する」という場合、1文を丸ごと覚えてしまおうとしますが、これだと何かが抜けると総崩れを起こしていきますし、覚えるのがしんどくなります。
しかし、このようにパーツに分解してから覚えるようにすると、単純暗記にならずにすみます。こういうパーツに分けたものを「チャンク」と呼びます。英語力ビルダーでは「センスグループ」と呼んでいますよね。
ちなみに、下の例は関係代名詞を使う例ですが、小学校の4年生ぐらいでも、2つの日本語文を結びつける練習なら簡単にできるんですよね。例えば「犬が歩いています」と「その犬を、昨日、私は見ました。」の2つを合体させて「昨日、私が見た犬が歩いています。」にするわけです。もちろん、分解もできますよね~。
何も「関係代名詞」なんて言葉を使って難しくしなくても、「日本語の合体」って考えるといいんですね。
ということで、こういうトレーニングを死ぬほどさせていくことで、英語の語順トレーニングにすんなりと入っていけるようにしてしまうわけです。
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